ひとつでも手を抜くと品質に影響が出ます。
耕起にはじまり、採種、苗作り、乾燥、籾取り・精米調整など、すべての過程の積み重ねを大切に、手間を惜しむことなく、丁寧な仕事をしています。
ここでは米作りの1年間のスケジュールをご紹介します。
3月~4月 耕起(田起こし)
耕起とは、トラクターを使って田んぼの土を掘り起こし細かくする作業のことです。細かくした土に、稲が生長するための栄養分として肥料を撒きます。
主穂営農(かずほえいのう)では、堆肥(たいひ)などの有機肥料を使用しています。堆肥は土の中の微生物の栄養分にもなるため、土壌の改良に良いと考えられています。
5月 種子消毒
健全な苗をつくるには、良い種籾(たねもみ)を選ばなければなりません。
中身の詰まった良い籾(もみ)を選び、種まきの前に種籾を消毒します。
主穂営農(かずほえいのう)では、農薬を一切使わずに種籾をお湯に浸す温湯種子消毒を行っています。>>動画はこちら
播種(はしゅ)
水田で栽培する稲・水稲(すいとう)の育苗箱に培養土を入れ、水をたっぷりやってから種を播きます。そのとき、種が見えなくなるくらい土をかぶせます。
自動播種機を使用して作業をするため、1日1,000枚の播きつけが可能になりました。
6月 代かき
代かきは、田植えの前に田んぼに水を張ってトラクターを使い、さらに土塊を細かく砕きかき混ぜてから平らにする作業のことです。
代かきをすることで、田んぼの水漏れを防いだり、苗がむらなく生育します。
田植え
水を張った田んぼに苗代で育てた苗を植えていきます。
主穂営農(かずほえいのう)では、大型田植機で行なうので、手直しなしで植付けが完了します。
7月 水管理・除草作業
すくすくと育っていく稲の生長を観察しながら、徹底した水管理と田んぼのヒエ(稲の雑草)や畦道の雑草を取り除く除草作業をします。美味しいお米を作るためにはとても大事な作業です。
9月~10月下旬 稲刈り・脱穀
手間ひま惜しまず育てあげた稲が、葉も茎も穂も黄金色に輝いてきたら、いよいよ収穫の時期です。
主穂営農(かずほえいのう)ではコンバインを使って刈り取り、同時に脱穀もします。
乾燥・籾摺り(もみすり)
穀物乾燥機で乾燥させ、籾摺り機で籾から籾殻を取り除いて玄米にします。
さらに、最新の色彩選別機で割れた米などを取り除きます。